エステティシャンの勉強方法のひとつとして他のエステサロンに行くというものがあります。
他のサロンのカウンセリングを聴くのはとても勉強になりますし、サロン内にも発見がたくさん。他のサロンに行くというのは絶対的に必要な勉強方法です。ただ、断る前提で行くのは気が引けますよね…。もちろん、素晴らしい接客と技術で契約したい!という場合は継続して通うことも勉強になるのでお薦めです。でも、そうではない場合。カウンセリングが上手だったり、逆に強気すぎて断りにくい!とか、どうやって断ったらいいのか迷うという方のために、どんな風にエステに行き、勧誘を断ると良いかを掲載しますので参考になれば嬉しいです。
クレジットカードは持っていかない
初めから契約はしない、勉強のつもりということであれば身分証やクレジットカード、キャッシュカードは全て置いていきましょう。そういったものがあるとちょっと契約してもいいかな…という気持ちになります。
逆に契約してもいいという気持ちになっても、契約できるものがない状態であればサロンを出て冷静にもう一度考える機会を持つことができます。お金は体験価格ちょうどを持って行けば大丈夫です。キャッシュレスの電子マネーの登録を薦められてもそういうのは苦手なのでと断ります。
冷静になっても通いたいサロン、ということであればかなり勉強できるサロンなので、研究のしがいもあるでしょう。
「何か所か検討している」と伝える
カウンセリングの初めの段階で、すぐに決める予定はないことを伝えておきます。
意思表示がないと、エステティシャンが一方的に話を進めていってしまうことがありますので断りやすくするためにも早めに伝えておくことが重要です。
即決につなげない質問パターン
・このコースを通えば絶対キレイになりますか?
・予算は〇円なんです
・〇〇円に負けてもらうことはできますか?
・〇時に予約は取れますか?(営業時間外)
・今は忙しくて提示されたペースでは通えない
・〇月(4か月後位)からなら通える
・夫(親)など決裁者に確認したい
・今は手持ちがない
・即決はできないがまた来たい、次回来た時はいくらでできますか?
このあたりのワードを伝えればだいたい収まるかなと思います。今は勧誘が厳しいと評判(口コミ)が悪くなってしまうので、昔のようなきついカウンセリングをするところはほとんどないと思います。絶対帰してもらえないような雰囲気になった場合、最後の手段は『その日のお会計をして次の予約を取って、帰ってからキャンセル連絡をする』です。予約当日に手持ちがないためお会計は必然的に次回になります。(昔は家やATMまでついてくるエステティシャンもいたそうですが、今はさすがにないでしょう)
罪悪感も残りますが、そんなきついエステティックサロンは通いたくないですよね。そこは仕方がありません。やんわり断れない、検討したいが効果ないという場合にはこの方法で去るのがいいかと思います。
エステティシャンであることは名乗るべき?
よくある質問が、自分がエステティシャンであることは伝えるべきか?ということ。周囲のエステティシャンに聞いた結果、「伝えるべきではない」という意見が圧倒的に多かったです。
初めに聞いたらカウンセリングの流れを変えるし、最後に断る理由で言われたらがっかりするし腹が立つので最後まで聞きたくないとのこと。
やるのであれば最後までお客様のフリを通してほしいし、正直言わなくても同業者はなんとなくわかるそうです。
私は最後に言われてもああ、そうなんだ…くらいにしか思わないですが、同業者はわかるという部分には同意します笑
勉強で行ったのなら最後まで伝えないほうが気まずくならないかもしれないですね。
おわりに
勉強のために行くなんて他のサロンやエステティシャンに失礼だ!と思う方もいるかもしれません。でも、お互いのことを知って高めあっていくのもエステ業界のためには必要なことだと思います。勉強会やセミナーも重要ですが、現場から学ぶことも同じくらい価値があります。いわゆる偵察になってしまうかもしれませんが、自分がいつ偵察対象になっても良いように、他のサロンをお客様目線で偵察に行くという勉強方法もやってみることをお薦めします。
上手い断り方を駆使して、他のサロンのスキルを学んでいきましょう。