このページをご覧になっているあなたは６０代か、６０代からのエステティシャンに関わる方でしょうか？
まず結論からお話します。６０代からエステティシャンを目指すことは可能なのでしょうか？この回答については一言「可能」です！ちなみに７０代、８０代からでもなれます。
エステティシャンというお仕事に関しては、
・資格がなくてもなれる
という大前提があるので、極端な話「今日から私はエステティシャンです！」というだけでそう『名乗れて』しまうんですね。
ただ、そんな風にエステティシャンと名乗ることがゴールではありませんよね。
エステティシャンが美を提供するお仕事である以上、お客様があって初めて本当のエステティシャンと言えるのではないでしょうか。
ということで、ここでは６０代の方が一念発起、ゼロからエステティシャンになるにはどうしたらよいのか、という情報を書いていきます。
このページでは
・６０代からでもエステティシャンになることはできるのか（なれます）
・６０代エステティシャンのメリットとデメリット
・おすすめのメニュー
・ゼロから勉強する方法
・エステティシャンになる方法
がわかります。
Contents
６０代エステティシャンのメリット
今日までの経験値によるかけ算
エステティシャンとしての勉強はゼロからだとしても、約６０年分の経験は決して『ゼロ』ではありません。
あなたは今までどんなお仕事をされてきましたか？アルバイト、パート、OL…これまでしてきた色々な経験は、実はエステティシャンを目指すにあたってもプラスになります。
もちろんずっと専業主婦をしていたとしても、それも財産です。
これまで経験してきたことを活かし、エステティシャンとして身に着けたことをかけ算していくことであなたのエステティシャンとしてのオリジナリティが生まれていきます。ひとつひとつを点つなぎしていくイメージで学びを深めていきましょう！
見た目の雰囲気からの信頼感
エステティシャンの場合、若い＝経験が浅いと思われがちです。
自分よりひとまわりもふたまわりも若いエステティシャンには私の悩みなんてわかってもらえないわ！と思われるお客様も多いです。ここで活かされるのが実年齢による安心感。
自分より年長者のエステティシャンであれば悩みもわかってくれそうだし、的確なアドバイスをしてくれそう！となるのは自然な考え方ですよね。１０代で一年目のエステティシャンよりも６０代で一年目のエステティシャンの方がパッと見のベテラン感が違い、人生経験も豊富そうな印象が出ます。
ただし、風格だけで中身がなければすぐに見抜かれます。清潔感がなく実年齢よりも上に見えてしまう６０代もマイナスです。耳が痛くなる話かもしれませんが、メリットをプラスに働かせるためには必ず努力が必要です。
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６０代エステティシャンのデメリット
エステは体力がいる
技術をするには最低限の体力が必要です。これまで運動をしてきているアクティブな方なら問題にはならないと思いますが、あまり外出をしてこなかった方であればけっこうハードに感じるかもしれません。
良い技術を提供するためには自分も健康であることがとても大切です。長く仕事をしていくためにも、体力づくりを習慣化することをおすすめします。
ジョギングや筋トレもいいですが、一時的にでもジムなどに通うのをおすすめします。トレーナーの方との会話の中で美容や健康にまつわる活きた知識を得ることができ、自身の接客にも活用でと思います。
新しい知識の量が多い！
大事なことが覚えられるかが心配という方もいることでしょう。聞いたことや読んだことがなかなか覚えられないの対策は、地道ですが頭に入るまで繰り返す！が一番です。
おすすめの記憶方法
・音読
・音読したものを録音し、繰り返し聞く
・周囲の方にクイズ形式で出してもらう
本や教材など座学する内容は、ただ読むだけではなく身体を使う方が頭に入ります。手技を覚えるときもただ読むだけではなく誰かにモデルをお願いしたり、自分の身体をつかって手を動かしながら行うほうが効果的。
『これを覚えて説明できるようになるんだ！』『ありがとうって言ってもらえる技術をするんだ！』と、課題をクリアした先の自分をイメージしながらがんばりましょう！時間がかかっても、身についたスキルはこの先ずっと自分のものです。
おすすめのメニュー
６０代からのエステティシャン、一言で言ってもどんな風になればいいの？という疑問が出てくると思います。
「私はこれがやりたい！」と明確にある方、素敵です。ぜひ目標に向かって取り組んでください。
そして色々やってみたいけど何からはじめよう…思っている方にお薦めしたいのは以下のメニューです。
➀フェイシャル
➁脱毛などの機械系
これからその理由を挙げていきます。
理由
フェイシャル：ボディーに比べて体力がいらないため
ボディーのメニューはマッサージが入る場合、リラクゼーションだとしてもかなりの体力が必要です。また全身の構造を覚えるのにも時間がかかります。フェイシャルは基本的にデコルテから上、マッサージがなければ首から上の施術になるので短期的に見れば習得がしやすいです。
※もちろんフェイシャルも全身とつながっていますし、繊細なタッチが必要であったり肌を見る力が必要になることには変わりないのでお薦めイコール楽、というわけではないです。
脱毛などの機械系：手技がいらないため
複雑な手技がない分、お客様には一番早く入れるのではないでしょうか。もちろん機械にも当てるコツがありますが基本的には単純操作なので、覚えやすいと思います。
もちろん禁忌事項（病気などで施術不可の方）や出力調整のチェックは怠りなく。
学びの方法
【おすすめ】学校、スクール
ゼロから学ぶのであれば、きっちり教えてくれるスクールに行くのが一番安心です。
専門学校だと周りの方との年齢差が気になるかもしれませんが、近くのエステサロンでスクール運営しているところを探して個別でみっちり教えてもらうといいと思います。特に技術を独学で身に着けようとするのはやめたほうがいいです。間違っていても誰も教えてくれませんし、お客様にご迷惑をかけることになるかもしれません。
GoogleやYahoo!で【通いたい地域 エステ スクール】で検索してみると、スクールをしているサロンを見つけることができると思います。
師匠を見つけ、わからないところをわかるまでどんどん聞くことがエステティシャンへの近道です。
独学で学ぶ
６０代でゼロからの場合はお薦めしませんが、美容業界での経験が多少ある、技術はスクールに行くけど知識は自分で勉強したいという方向けです。
エステに行く
単純ですが、成功しているサロンに学ぶというのは一番手っ取り早いですよね。内装やPOP、接客やトークの流れをお客様気分・エステティシャン目線で味わいましょう。
素晴らしいサロンだと思ったら継続して通ってみるのもひとつです。契約することで契約の流れも学べ、既存のお客様への対応を知ることもできます。そして自分も学びながら美しくなれます。
チェーン展開している大手サロンと個人サロンでもまた違いがあるので、両方行ってみるのがお薦めです。
余談ですが、トークを学びたいのであればお客様に徹し、内装や技術をみたいのであればエステティシャンであることを初めに伝えておくのがいいと思います。最近は継続して通う意思がない方に無理に勧誘するエステティックサロンはかなり少ないので、初めに意思表示することで提案されるのを避けることができます。ただ、一通り提案を受けた後に「実はエステティシャンで、勉強するために来ました…」と言うことに関してはあまりお薦めしないです。私の周囲の反応ではありますが、真剣にエステをしているエステティシャンほど傷つきますし、「あの偵察に来た人の顔、一生忘れないわ」と言う人も…。断る口実として自分は楽かもしれませんが、お客様として来店したのであればお客様として帰るのが同業者としてはいいかもしれません。
いざ、エステティシャンに！
いざ現場へ…さて、現場はどっちだ？！
肝心の職場問題です。現実問題、いくらスキルを身に着けたとしても現場未経験の６０代の就職は厳しいです。それでも温浴施設をはじめとした、リラクゼーション系のサロンであれば非正規雇用の求人があるかもしれません。知人の紹介で勤務先が見つかるのが一番安心感がありますね。
独立するという道
エステティシャンとして生涯現役を目指す、そこまでいかなくてもまだまだ長期的に働きたいという方であれば自分のサロンを開くというのも選択肢のひとつです。
実際に未経験で６０代からエステを学び、独立開業した方も知っています。経営であることに変わりはないのでもちろん覚悟は必要ですが、人生経験をはじめとした６０代の利点を活かしていけば、安定した運営をしていける方は少なくないと思います。今の時代、同業者の仲間も作りやすいですよ。
これから人生１００年時代、１２０年時代に突入していくという中で、いくつになってもチャレンジ精神をもつことは、心のエステになるのではないでしょうか。
おわりに
いかがでしたか？
６０代からでも、一人前のエステティシャンになることはできます。そのために大切なのは受け身を捨てることです。
・いくつからでもエステティシャンにはなれる
・学びの取りかかりはフェイシャルか機械がおすすめ
・個人サロンのスクールを利用しよう
・エステサロンに行こう
・独立しよう
そしてエステティシャンになるために、そしてなってからも重要なことはこの3点です。
・自分で調べたらわかることや、２度同じことは聞かない
・質問は自分なりの答えを考えた状態で、答え合わせのつもりでする
・成長を１つずつ喜び、糧にする
時代の流れに追いついていこうとするあなたの姿勢をみて、支持・尊敬した方がお客様になっていきます。思考と手を止めずに、憧れられる現役のエステティシャンを目指していきましょう！あなたの挑戦を応援します。
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