エステティシャンになって最初の壁は『スキル合格』ではないでしょうか。
サロンワークを覚えるのはもちろんですが、エステティシャンとしてのスキルを身につけなければお客様に入ることはできません。
エステティシャンのスキルは接客、技術、カウンセリングの3つに大別されると思います。
私はこの中でもカウンセリングの合格に本当に苦労しました。当時は上手くできず、なかなか合格できずに涙したことも…
カウンセリングが上手くできない要因
・もともと口下手
・自信がない
・流れを覚えていない
代表的なのはこの要因ではないでしょうか。いくつ当てはまりますか?
私は全て当てはまっていました…そして普通に練習しているだけでは全然合格できる気がしない!となり、色々な練習方法を試しました。
今回は同じようにカウンセリングに苦労する方のために、どうやって合格までの練習をしたかをまとめていきます。
⓵台本を作る
カウンセリングは覚えるパートが結構長いですよね。お客様のお悩みに合わせて答えられるようにするためには、しっかり内容を頭に入れてスムーズに出し入れできなくてはいけません。
初めはただ読んでいたのですが全然頭に入ってくる気がしなくて、手書きの台本を作りました。
サロンによっては既に台本があると思いますが、覚えるのが苦手な方は丸写しをするといいですよ。さらに覚えやすくするなら読む→書くではなく、覚えてる範囲で書いてみる→合ってるかどうか読むの方が効果的です。
自分の部屋でやる場合は口に出しながらやりましょう。
そして、一気に通しで覚えようとするよりプレカウンセリング(前半)とクロージング(後半)と分けて繰り返した方が頭に入りやすいと思います。
➁ひたすら暗唱
はたからみたらちょっと気持ち悪いですが、時間がある時はひたすらブツブツ一人でシャドーカウンセリングをします。
仕事中タオルを畳んでいるとき、移動の電車や車に乗っている時、お休みで散歩している時…私はカウンセリング修行中は移動中ずっとマスクをし、マスクの中でブツブツ言っていました笑
まずは頭の中に内容が入って、言葉としてスラスラ出てくる状態を作らないと気持ちを込めたりお客様に合わせたアドバイスをできる水準にはなれません。
若干取りつかれたように、布団に入って眠る寸前まで暗唱していましたがけっこう効果があったと思います。
➂録音
自分のカウンセリングを録音し、聞きます。これは『もともと口下手』『自信がない』の対策に効果的です。
録音して聞いた時の自分の声や喋り方ってすごく嫌じゃないですか?私は好きじゃないですね…
ただ、この現実を受け止めることがカウンセリングの成長にはとても大切なんです。自分が聞いて及第点の話し方ができているということは、お客様に聞いていただいても支障がない質にはなっていると自信をもつことができるでしょう。
今はスマホに録音機能がついているので、手軽に録音して移動中などスキマ時間に聞くことができます。こういった身近にある技術はどんどん活用していきたいところです。
そして自分のカウンセリングを聞くだけでなく、カウンセリングデビューしている先輩や店長が許可してくれるようなら先輩のカウンセリングも録音させてもらえると更に強いですね。
自分の練習と併行して毎日聞きまくればより流れをつかみやすくなるでしょう。
➃先輩や友人、家族に見てもらう
➀~➂までをある程度繰り返して頭に入ったところで、身近な人に協力してもらってカウンセリングをしてみましょう。
きちんと内容が入っているかだけでなく、会話が成立しているか、カウンセリングを受けて通ってみたくなったか?をチェックしてもらいます。
注意としては準備ができていないのに職場の先輩に見てもらうのは失礼なのでやめておきましょう。(同期なら良いと思います)
ある程度個人レッスンをやった後は、対人に移らないと成長が難しいのは事実なので自分の中で録音チェックが合格の水準にいってから先輩につきあってもらうのがお薦めです。
おわりに
録音を活用できればかなり効率的に練習できると思いますが、合格までの近道というのは残念ながらありません。できるようになるか、ならないかの違いだけです。
ただ、練習すれば練習するだけ上手くなりますし、実際お客様にカウンセリングに入った時に活きてくることは間違いありません。
合格のポイントはあなたのカウンセリングで通いたくなるかどうかですし、それがカウンセリングの目的でもあります。
練習期間も決まっていると思うので、集中してどれだけ➀~➃が繰り返せるかどうかがポイントです。
そして、一度基本が身につけば他のエステサロンに移ったり独立したりして応用が利くスキルでもあるので集中して合格を狙っていきましょう!